大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」|城歩き編 第47回 城を守る施設(狭間)

天守や櫓の壁面を見ると、円形・三角形・正方形・長方形などの形をした小さな穴が開けられているのが見えます。天守などは、壁と同じ色をした蓋が付いていることが多く、目を凝らさないと分かりにくいかもしれません。これは、中から鉄砲や弓矢で攻撃するための施設で、狭間(さま)と呼ばれています。戦闘の際はここから弓矢や鉄砲などで攻撃したのです。今回は、この狭間の役割と種類や構造について考えてみましょう。

狭間は、大きく分けると、弓矢を射かけるための「矢狭間(やざま)(弓狭間)」と、鉄砲を撃ちかけるための「鉄砲狭間(てっぽうざま)」の2種類があります。

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