お城いろは 【お城のいろは】知ってる?初耳? お城のあれこれ雑学・豆知識

ここ数年、お城がブームですね! テレビなどでもお城番組が増えました。そんなこんなでお城にほんのちょっと興味を持った方に、城びとの人気四コマ漫画のキャラクター・黒猫かんべー先生が知ると楽しい「お城の雑学・豆知識」をプレゼント! これ、知ってる?意外と知らない?

まずはとっても有名なあのお城「江戸城」について

お城のいろは

「江戸城」って江戸時代のお城でしょ? 東京にあるっていったいどこに? と思った方。実は、とっても有名なあの場所に、「江戸城」の建物が残っているんです。そこは、一体どこかというと…答えは「皇居」!! 江戸時代の建物の一部は残っていて、見学もできてしまうなんて、驚きですよね! ちなみに、江戸城ってとっても大きかったので、東京のいたるところに痕跡が残っています。「外堀通り」とか!!

「お城」と聞いて思い浮かぶものは?

alt

お城と聞くとまっさきに思い浮かべるのは、三角屋根がいくつも重なって立派な建物。屋根にはシャチホコがついてたりいなかったり。この建物は、「天守/天守閣」っていうんです。「お城=天守」って思いっちゃいますけど、実は「天守はお城の一部」なんです。しかも、「天守」がないお城もあるんですよ(実はそっちのお城の数の方が多いけど、それはまた別の機会に)。

え?お城ってお殿様の家じゃないの?

お城のいろは

え?あの最上階から城下を見下ろして暮らしていたんじゃないの? って思いますよね。時代劇を見ているとお殿様は家族みんなで天守に住んでいるような気がしますが…実は「天守」は住居ではないのです。じゃあ、どこに住んでいたのかというと、御殿(ごてん)と呼ばれる建物です。ただ一人だけ、天守に住んだ戦国武将がいました。誰だと思いますか? それは、大人気のあのお方、織田信長! 信長は初めてお城に天守を築いた人で、「天主」とよんでいました。

じゃあ、あの立派な建物「天守」って一体なに?

お城のいろは

天守は、もちろん城主の権威を示すための象徴としての役割がありましたが(遠くからよく見えますしね!)、中は倉庫として使われていたようです。ちょっとがっかりな事実…。たしかに、エレベーターもエスカレーターもないのに、あんなに階数の高い建物に住むの、大変ですよね。

お城って国宝になってるの?

お城のいろは

実は今でも江戸時代までに建てられた「天守」が残るお城があります。その数なんと全国に12城! 12城とは、弘前城、丸岡城、松本城、犬山城、彦根城、姫路城、備中松山城、松江城、丸亀城、高知城、松山城、宇和島城で、「現存12天守」と呼ばれます。このうち、姫路城(兵庫県)・彦根城(滋賀県)・松本城(長野県)・松江城(島根県)・犬山城(愛知県)の「天守」が国宝指定されていて「国宝5城」と呼ばれています。

突然靴を脱ぐことになるとあせります…

お城のいろは

ちなみに「現存12天守」は靴を脱いで見学するところも多いです。靴を脱いで、ビニール袋に入れて、それを片手にすごく急な階段を上るところもあるので、脱ぎ履きがしやすい靴がおすすめ。

うちの地元はお城がないなーって思ってません?

お城のいろは

ところで、現存天守が残っているのは12のお城ですが、日本には数万のお城がありました。「数万」って言われても、そんなにお城って見かけないですよね? そもそも「お城」って何かというと「軍事施設」なんです。堀とか柵で敵の侵入を防いだものがお城。なので、実は「吉野ヶ里遺跡」もお城だし、「お台場」もお城なんです! え? お台場ってテレビ局のあるあそこだよね?と思った方! お台場って、もともと大砲を置く「台」となる場所のことなんです。そういうのをカウントすると、お城の数は4~5万にもなるのです! となると、意外と自分の身近にお城があるかもしれませんよ。

今から60年くらい前に、お城の建設ブーム!?

お城のいろは

お城って、戦国時代や江戸時代のイメージがありますが、実は昭和の時代にもたくさん建設されました。第二次大戦で敗戦国となった日本。戦後復興の旗印や町おこしの起爆剤として、昭和の時代に多くの地で天守復興に情熱が注がれたのです。岐阜城(岐阜県)、和歌山城(和歌山県)、名古屋城(愛知県)などもその機運にのって再建されたんです。
もっと知りたい方はこちら→「昭和お城ヒストリー 〜天守再建に懸けた情熱〜

猫駅長ならぬ…猫城主!

お城のいろは

豊臣秀吉ばりの出世を果たした猫は、備中松山城(岡山県高梁市)の城主・さんじゅーろー殿。備中松山藩出身の新選組七番隊組長「谷三十郎」と、発見場所の三の丸にちなんで名づけられたそうです。

ライトアップは現代の娯楽と思いきや…

お城のいろは

最近は、お城のライトアップやプロジェクションマッピングがニュースになったりしますよね。実は…日本で最初にお城をライトアップしたのは織田信長。帰国する外国人宣教師を送るため、城下の全ての明かりを消し、安土城の天主と城内の建物全てに提灯を吊るして、堀には松明をともした船を浮かべたそうです。提灯は色々な色を放ち、この世のものとも思えぬ美しさだったとか。信長すごい!

制覇まで一体何年かかるのか…!?

お城のいろは

「日本百名山」「日本百名水」などのように、日本全国数万のお城の中から選ばれた「日本100名城」があります。実は、この100のお城に行ってスタンプを押して回る「日本100名城スタンプラリー」が存在します。かかる距離と時間、交通費などの費用面から、日本で一番達成が難しいのでは!?と評判ですが、何十万というお城ファンが楽しんでいて、そのうちの6000人近くの方が制覇(2023年現在)! さらに「続日本100名城」なんていうのもあったりします。もちろん、「続日本100名城」のスタンプラリーもあります。

妄想力って大事!

お城のいろは

お城めぐりに最も重要なこと。それは「お城を楽しむ」ということ!! お城ファンはよく「行きは攻める敵兵の気持ちで、帰りは守る城兵の気持ちで」なんてたとえます。そう! 楽しみ方の一つとして、「この道を攻め進んでいるときはどういう気持ちだっただろう? あそこ敵潜んでそうじゃない?」とか、「絶対俺の城は落とさせん!!ここからこう攻撃をしかけてやる!!」といった妄想力を爆発させているんです! 

「御城印」は「ごじょういん」だけど「おしろいん」とも読めますね!

お城のいろは

お城のお土産で人気のものって何だと思いますか? 最近は「御城印」が人気です。半紙(和紙)などに城郭名やゆかりの武将の家紋や花押などの印を押したもので、登城記念として多くのお城で販売されています。お城や城郭保存協会で発行される御城印の売り上げは城郭整備等に使われることが多く、購入することでお城の応援につながることも。熱狂的なコレクターも多く、最近は趣向を凝らした御城印も少なくありません。

戦国武将や姫・忍者に会える!話せる!写真が撮れる!

お城のいろは

お城ゆかりの武将や姫、忍びなどが現代によみがえり、自分のお城や地元をPRする「武将隊」が全国にいくつもあります。形はさまざまなれど、お城にかける情熱はどこも本物。決めポーズで写真を撮ってくれたり、お城の解説をしてくれたり、頼もしくも楽しいですよ~! ぜひ一度お城に会いに行ってみてください!

12月の風物詩!?

お城のいろは

毎年12月に全国からお城とお城ファンが横浜のみなとみらい集結するイベントが、横浜みなとみらいで開催されます。その名も「お城EXPO」。各地のお城の情報収集、御城印などのグッズ購入、セミナー、ご当地キャラやおもてなし武将隊のステージイベントなど盛りだくさん! 

よく聞かれる質問です!

お城のいろは

ホントウです。お城ファンが思わず「うっ」と考えてしまうのが、この質問。あのお城もいいし、このお城もいい、あ~迷う~~~!と頭を抱える人が多いです。お城好きあるある。

執筆/城びと編集部

関連書籍・商品など