PR 豪華講師陣!日本城郭検定合格対策講座ってどんな内容?

日本城郭検定は、公益財団法人日本城郭協会が主催する「お城」がテーマの検定。級が上がるごとにレベルもアップし、お城に関する様々な知識が問われます。2023年6月に実施予定の検定に向けて「目標の級に合格するぞ!」と意気込んでいるお城好きの皆さんのために、3月末から4月初めにかけて豪華講師陣による「日本城郭検定 合格対策講座」がオンライン開催されました。なんと、当日参加できなかった方たちのために、なんと現在アーカイブ配信(有料)を行っているとのこと!これはぜひ見てみなければ! 検定を運営している日販セグモ株式会社のご担当者さまによる配信現場潜入レポートをどうぞ! 

日本城郭検定合格対策講座に潜入!!

2023年6月11日(日)開催の「第22回日本城郭検定」に向けて、豪華講師陣による「日本城郭検定 合格対策講座」が3月末から4月初めにかけてオンライン配信にて開催されました。講座は3級、2級、準1級それぞれで開催され、各級の模擬試験解説と合格対策ポイント解説で合格を目指すというもの。なんと講師には萩原さちこ先生(3級)、小和田泰経先生(2級)、加藤理文先生(準1級)が! どんな講座が行われたのか気になりますよね?

そこで今回は、配信会場に潜入して各講座の様子をレポートします。もう日本城郭検定を受けたことのある方も、まだ受けたことがないけど気になっている方も、ぜひ普段のお城勉強の参考にしてみてください! 記事の最後には講座のアーカイブ配信のお知らせも!!

日本城郭検定ってどんな検定?

「日本城郭検定」とは、「日本の財産であるお城の奥深い魅力をより多くの人に知ってほしい」という思いのもと立ち上げられた、すべてのお城好きのための検定です。主催は、日本100名城や続日本100名城を選定した「公益財団法人 日本城郭協会」。2012年の第1回開催から、今回の6月開催で22回目を迎えます。日本100名城や続日本100名城を中心に、お城に関する様々な知識が問われる内容で、現在はお城めぐりを始めたばかりの人向けの3級から専門家レベルの知識を要する1級まで実施されています。

検定の一般的な勉強方法として、書籍やインターネットでお城について知り、実際に全国のお城を見て情報を知識として定着させていくという方が多いのではないでしょうか。しかし、「実際にどうやって勉強すればいいのか分からない」「自分はどれくらいの知識があるのか自信がない」「何級から受ければいいの?」といったお声もいただくことがありました。

そんな皆さまの疑問を解決すべく開講された日本城郭検定合格対策講座は、各級のレベル感を知りつつ、講師の解説を聞くことで自分に足りていない知識や勉強方法についても学ぶことができる、一石三鳥の合格対策講座です! 受講者は事前に送付された模擬試験を解き、講座で模擬試験の解答解説と合格対策ポイントの解説を受けます。

それではさっそく、講座の様子をレポートしていきます!!

まずはお城をめぐり始めた人や検定初受験の人におすすめ、3級合格対策講座!

まずは3級の合格対策講座からレポート開始! 講師は萩原さちこ先生です。

日本城郭検定合格対策講座、萩原さちこ

萩原先生は「城メグリスト」として様々なお城をめぐり、お城めぐり初心者でも楽しめるような書籍を多数出版されています。そんなお城めぐりを極めた萩原先生による講座は一体どのようなものでしょうか。

3級はお城の基本的な知識に加え、「日本100名城」の個別城郭についての知識と一部「続日本100名城」の個別城郭に関する問題が問われます。ではさっそく、講座内の模擬試験から1問出題! 皆さんは解けますか?

問:城郭用語の「狭間」の説明で間違いはどれか。
1)矢を放ち、鉄砲を撃つためのもの
2)敵兵に石を落すためのもの
3)天守や櫓の壁に開けられた穴
4)穴の形は〇や△などがある

さっそくお城の基礎知識、「狭間(さま)」という用語に関する問題! 萩原先生によると、「狭間」は必ず出題されると言っていいほど、お城にとって重要な仕掛けだそうです。狭間は矢や鉄砲を撃つために天守や櫓などの壁に開けられた、〇や△や□など様々な形の穴のことなので、正解は「2)敵兵に石を落すためのもの」となります! ちなみにこの回答文は「石落とし」の説明ですね。

狭間には、矢を打つ「矢狭間」と鉄砲を撃つ「鉄砲狭間」などの種類があります。こうやって種類や用途を覚えていると、答えを導き出すのは簡単ですね。ちなみに、狭間から狙う場所は敵が攻め込んでくる場所なので、狭間から外を覗くとどのように防御することが想定されて作られたのかがわかるとのこと! このように、実際にお城めぐりの際に注目するポイントとともに解説がされていきました。用語の意味をただ暗記するだけではなく、実際のお城で使われているところを見て、どのように使われていたのか体感することでより記憶に定着しそうです!

萩原先生によると3級合格対策ポイントは5つあるそうです。今回は特別に2つ目まで皆さんにお教えしちゃいます!!

まず1つ目は「現存12天守を覚えておく」! ご存じの方も多いかと思いますが、日本に現存する天守は12のみ。ここは検定でも頻出ポイントですので、城名だけでなく場所や特徴なども一緒に覚えておくのがよいそうです。

そして2つ目は「地形による城の分類(山城・平山城・平城)を覚えておく」! これも過去問を見ているとよく問われています。分類の定義と、日本100名城がそれぞれどれに分類されるのかも、公式ガイドブックなどを見てチェックしておいた方がよさそうです。残りのポイントが気になる方は、本記事の最後にあるアーカイブ配信のご案内を要チェック!!

今回3級の対策講座に潜入し、模擬試験と合格対策ポイントの解説を受けてみて、いかに初級レベルの3級といえどもやはり基本的な知識を知っていることはもちろん、しっかりそれぞれの用語の意味や当時の使われ方、なぜそのようなものができたかの背景まで理解できていると、より合格に近づくということが分かりました。

3級を単なる初級レベルと侮ることなかれ。3級に合格できるだけの知識を身につけているだけで、普段のお城めぐりがさらに充実したものになりそうです! もちろん、本を読んだり実際に城に訪れて現地の解説を見たりすることで知識を身につけるのもいいですが、先生の解説を聞いてからだと、どのような点に注目すればいいのか、どのように理解すればいいのかが分かり、普段のお城との関わり方がより深いものになるのではないでしょうか。

3級に比べて難易度アップ!? 2級合格対策講座!

続いて、3月27日(月)に開催された2級の合格対策講座をレポートしていきます。講師は歴史研究家・歴史作家の小和田泰経先生です!

日本城郭検定合格対策講座、小和田泰経

まずは模擬試験の解説からです。ここで例題と解説を1問ご紹介!!

問:かつては四面を海に囲まれていた島(丹生島)に築かれていたが、明治期の城郭存廃決定により廃城、2基の櫓のみ現存している城はどれか。
1)三原城 2)臼杵城 3)宇和島城 4)新宮城

皆さんはどれが正解か分かりますか? 大友宗麟が島津氏に対抗するために「丹生島」という島をそのまま「丹生島城」にし、その後「臼杵城」となりました。ということで、正解は「2)臼杵城」です!

このように、2級になると問題のレベルも上がってきますが、問題文にはたくさんのヒントがちりばめられています。もし「臼杵城」が「明治期の城郭存廃決定により廃城、2基の櫓のみ現存している」と知らなくても、「丹生島」に築かれたことを知っていれば正解を導き出すことができますね。

小和田先生によると、2級は個別城郭の知識で完結するのではなく、他のお城との関わりや武将、時代背景などから連動して覚えるのが大事とのこと! 勉強をする上でも、ストーリーで覚えていった方がより記憶に定着しそうですよね。学生時代にこの勉強方法に出会っていれば、もっと歴史の点数がよくなったのに、と思います…。

最難関の1級の前に立ちはだかる壁・準1級合格のコツは?

最後は加藤理文先生による準1級の合格対策講座! この準1級に合格すると残すは最難関の1級のみ…しかし1級に挑戦するにはまずこの準1級を乗り越えないといけない、高い壁なのです。

毎回異なるテーマが設定され、テーマにまつわる問題が出されるのも準1級の特徴! 2023年6月に実施される第22回のテーマは「縄張りと普請」。今回の講座もテーマに沿って解説が行われました。

日本城郭検定合格対策講座、加藤理文

まずは模擬試験から1問出題!

問:城の防備に欠かせない土塁の部分にはそれぞれ名称がある。土塁の上部分は何というか。
1)敷(しき) 2)犬走(いぬばしり) 3)法(のり) 4)褶(ひらみ)

「敷(しき)」は土塁の底辺、「犬走(いぬばしり)」は土塁上に塀や柵を設けて区切られたうちの城に対して外側の部分、「法(のり)」は斜面、「褶(ひらみ)」は土塁上のことなので、正解は「4)褶(ひらみ)」です!

準1級レベルになると単純に2級よりも詳細な知識を要求されますが、加藤先生によると自分で問題を作って答えられるようになるのが重要とのこと! 例えば上の問題だと、土塁の名称を総合的に覚えておけば、「「敷(しき)」は土塁の底辺のことを指すが、土塁の上辺のことをなんと呼ぶか。」といった問題が出てきても怖くないですね。

まとめ

以上、各級の合格対策講座のレポートでした。自分が受けるならどの級がよいか、参考になったでしょうか?

改めて合格への近道をまとめると、3級は「城の基礎知識と日本100名城の個別城郭について、実際の用途や特徴などを覚えておく」、2級は「個別城郭の知識だけでなく、他の城や戦国武将との関わりや歴史背景とセットで覚えておく」、準1級は「より細かい知識を、単体ではなく関連する用語などと絡めて、自ら問題を作ることができるくらい総合的に理解をしておく」。

この記事を見て、「もっと例題と解説を見たい!」「他の対策ポイントも知りたい!」と思った方は、各級の講座がアーカイブ販売されていますので、ぜひそちらからご覧ください!!

日本城郭検定のお知らせ

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より合格を確実にしたい方、まだ申し込んでいないけど講座を見て合格を目指したい方は、ぜひ下記よりアーカイブ配信をご購入ください!

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☆第22回日本城郭検定お申し込み受付中!
今回は会場とオンラインでの同時開催! 会場で試験の緊張感を味わいながら受験したい方も、ご自宅でリラックスして受験したい方も、お好きな受験方法をお選びいただけます。また、東京会場では準1級講師も務めていただいた加藤理文先生による講演会も開催!(※定員あり) 詳細は公式サイトをご覧ください。

■開催日:2023年6月11日(日)
■開催方式:会場検定(東京/名古屋/大阪/姫路)・オンライン検定
      ※オンライン検定にはカメラ付きPCが必要です
■開催級:3級/2級/準1級/1級 ※1級は会場検定のみ
■申込締切日:2023年5月4日(木)
■詳細・お申し込み:http://bit.ly/40Zm2po

執筆・写真/日販セグモ株式会社
編集/城びと編集部

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