大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」| 歴史編 第41回 織田信長の居城(小牧山城1)

家督を継いだ織田信長は、織田一族の間での勢力争いを勝ち抜き、永禄2年(1559)までに尾張一国を一つにまとめて支配することに成功しました。尾張を統一した信長は、何の前触れもなく都へ向かいました。信長に付き従ったのは80人程で、京都・奈良・堺を見物して、将軍足利義輝に謁見し、数日間都に滞在して、帰り道は、現在の滋賀県東近江市から鈴鹿山脈の八風峠(はっぷうとうげ)を越えて、三重県桑名市へ抜ける八風街道を利用したと『信長公記』に記録されています。この都へ行った上洛こそが、その後の信長の城造りに大きな影響を与えた出来事だったと思われます。

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