大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」| 城歩き編 第33回 横矢(よこや)を掛ける

日本城郭協会の加藤理文先生がお城のきほんを教えてくれる「お城がっこう」の歴史編。小中学生用の記事の振り仮名ナシ版です。33回目の今回は、侵攻してきた敵を側面から攻撃する「横矢掛り」についてです。城を堀に沿って歩いていると、真っすぐだった石垣や土塁が突然直角に折れ曲がったり、外に跳びだしたり、中へ凹んでいたりする場所があります。城は、塁線(曲輪を区画するために、石垣や土塁で造られたラインのことです)を形作る石垣や土塁を折り曲げることで、防御を強固にしているのです。どうして、折れ曲げると防御を強固にできるのかを、今回は考えてみましょう。

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