籠城戦で敵を撃退した戦いを検証する|小和田哲男 第7回 近江肥田城の戦い

戦国時代の武将たちの戦略の一つとして、お城に立て籠もる「籠城戦」がありました。籠城戦というと、敵の攻撃を耐え続けた末に籠城側が最終的に敗れてしまうイメージがありますが、実際はどうだったのか? 日本城郭協会理事長で、ドラマの時代考証なども多数担当されている小和田哲男先生が、籠城側が敵を撃退した戦いを通じて、その戦略を紐解きます。第7回のテーマは、浅井長政が近江支配を進めるにあたって重要な転機となった「近江肥田城の戦い」。戦いの背景にあった浅井氏と六角氏の対立、さらに日本初とされる堤防を築いた水攻めなど肥田城での籠城戦について見ていきましょう。

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