理文先生のお城NEWS解説 第20回 豊臣秀吉の京都新城1

公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所は、仙洞御所(せんどうごしょ)(仙洞とは本来仙人の住む場所のことで、そこから転じて天皇を退位した上皇・法皇の御所を呼びます)内における消火設備整備工事に伴う発掘調査によって、豊臣秀吉の京都新城(きょうとしんじょう)の遺構を初めて確認したと発表しました。
文禄4年(1595)、秀吉は関白豊臣秀次を自害させ、その居所であった聚楽第(じゅらくだい)(京都府京都市)を破却します。これにより、洛中(らくちゅう)( 京都市の古くからの市街地をさす通称です)から、関白豊臣家の城が無くなったことになります。

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