大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」| 城歩き編 第20回 石垣の登場(安土城以前の石垣1)

織田信長や豊臣秀吉の配下の武将たちが築いた城(織豊系城郭(しょくほうけいじょうかく))だけが持っている特別な性質として、石垣・瓦・礎石建物の3つの要素が結びついたことが挙げられます。この3つの要素は、信長や秀吉の居城になると、高石垣・金箔瓦・天守(天主)に言い換えることができます。

織豊系の城ではないけど、石垣はあるとか、礎石や瓦があるということは、当然のことです。それは、石垣・瓦・礎石建物を一つひとつ見た場合、織豊系城郭に初めて使われた技術ではないからです。あくまで、3つの要素を結びつけて、一つの城郭に使用したことが、大きな出来事で、その技術革新が織豊系の城を生んだのです。

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