重要文化財の石造単アーチ橋で有名な「通潤橋(つうじゅんきょう)」は、江戸時代の嘉永7年(1854)に阿蘇の外輪山の南側の五老ヶ滝(ごろうがたき)川の谷に架けられた水路橋です。放水する時間に合わせて多くの観光客が集まります。橋のすぐ北側にある小高い山上が岩尾城跡で、東側を除く三方が五老ヶ滝川に囲まれた要害になっています。阿蘇氏の浜の館の詰城(つめじろ)と言われています。矢部城(愛藤寺城)は、この通潤橋から約3㎞南に登った場所に位置しています。
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