理文先生のお城NEWS解説 第15回 月山富田城の再整備2

前回は、月山富田城の歴史と構造等、現状の城の様子をまとめました。今回は、平成26年度から5年間をかけて実施された「城跡の再整備」によって、城がどう変化したのかをまとめます。城を含めた文化財は、保存だけでなく、活用に向けて様々なことを考えていかなくてはなりません。そうした中で、城跡の景観復元の動きが、広がっているのです。

安来市は、平成の山城ブームなどを背景に、尼子氏の居城として名高い月山富田城の魅力を高め、地域のシンボルとすることをねらい平成26年度に再整備計画を策定しました。再整備事業の中心は、樹木伐採による景観の復元です。

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