理文先生のお城NEWS解説 第53回 天守建築の成立

令和2年(2020)のNHK大河ドラマ「麒麟がくる」、そして今年度「どうする家康」の中で、織田信長が将軍足利義昭(あしかがよしあき)のために建てた二条城(京都市中京区)が登場します。その1シーンで、まるで福山城(広島県福山市)の伏見櫓のような高層建築が出てきます。この建物こそが、信長が義昭のために建てた天守建築と思われます。これが、後に城のシンボルとなる「天守」の初現なのでしょうか。信長は今までの城に存在しなかった「天守」をなぜ、義昭のために築いた二条御所(二条古城)に築いたのでしょうか。

こちらの記事は会員限定です。

城びと会員登録(無料)をすると
続きをお読みいただけます。

関連書籍・商品など