日本100名城、続日本100名城に負けない名城 第44回 後瀬山(のちせやま)城跡1(福井県小浜市)

小浜(おばま)は中世以降、日本海の海運の拠点として、また中国大陸との交易の港として栄えました。この小浜湊の背後に聳える後瀬山(のちせやま)(標高168.5m)の山容は美しく、『万葉集』では、大伴家持(おおとものやかもち)など多くの歌人がこの山を題材にした歌を詠み、その名は古くから知られていました。後瀬山南東部は今富名(いまとみみょう)の中心地域で、古代から中世の一時期まで若狭の中心地でした。室町時代にこの山に後瀬山城(福井県小浜市)が築かれ、関ヶ原合戦後まで機能を果たすことになります。

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