日本100名城、続日本100名城に負けない名城 第43回 二俣(ふたまた)城跡(静岡県浜松市)

前回まで2回にわたり、鳥羽山城跡(静岡県浜松市)についてその立地・歴史及び現状について見てきました。今回は、その鳥羽山城跡の対岸に残り、一城別郭と言われる二俣城跡を見ていきましょう。徳川・武田両氏が争奪を繰り広げ、その後徳川家康の嫡男・信康が切腹した城で、現在も静岡県内最古級の天守台が残る城跡です。
二俣城(笹岡城)が、文献資料で最初に登場するのは、建武5年(1338)のことで、次いで明応3~永正14年(1494~1517)に及んだ守護斯波(しば)氏と駿河守護今川氏親の遠江をめぐる抗争の時にその名が見えます。

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