日本100名城、続日本100名城に負けない名城 第34回 甘崎(あまさき)城跡[愛媛県今治市]

甘崎城(愛媛県今治市)は、伊予大三島の東岸約160mの沖合に浮かぶ大小3つの連なる小島の一番南に位置する標高18mの大きな島(古城島)に位置する海城です。大三島との間には瀬戸内海がありますが、1年に2度大潮の時は陸続きとなって歩いて渡ることが出来ます。この古城島の全島を利用し、総石垣の城としたのが、築城名人で名高い藤堂高虎でした。後世、石垣の石材の多くが運び去られてしまいましたが、今でも数段の石垣が残り、かつての雄姿を伝えています。島全体を利用し、総石垣で囲い込んだ国内唯一の海城は、日本100名城・続日本100名城にも負けない個性豊かな城の一つです。

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