日本100名城、続日本100名城に負けない名城 第32回 烏山(からすやま)城跡[栃木県那須烏山市]

烏山城(栃木県那須烏山市)は、町の中心より北西に位置する標高206mの八高山に築かれた山城です。遠くから見ると、八高山の形は、牛が寝ているような姿に似ていることから、別名臥牛城(がぎゅうじょう)とも呼ばれています。
八高山は喜連川(きつれがわ)丘陵の一支脈で、独立丘陵状を呈しており、この丘陵頂部に中心部が置かれています。東側は大きく蛇行を繰り返し南へ向かって流れる那珂川(なかがわ)、西側は江川(えがわ)、南側は那珂川と江川、荒川の3つの河川が合流するだけでなく、3河川によって運ばれてきた土・砂・小石などが堆積して出来た平坦な土地になります。

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