日本100名城、続日本100名城に負けない名城 第28回 岩略寺(がんりゃくじ)城跡[愛知県豊川市]

岡崎城を拠点とする西三河と吉田城を拠点とする東三河の接点の地に位置する城が岩略寺城(麓に長沢城が置かれています)になります。現在も、国道1号線、東名高速道路、名古屋鉄道が狭い谷地形の間を併行して走る重要な交通の要衝です。
この地には、標高 168mの御城山の中腹から山頂にかけて築かれた山城である岩略寺城(長沢山城)、その北麓約500mの地に平城の長沢城、北西約1.3㎞の平地に登屋ヶ根城が近接して築かれています。そのため、文献に登場する「長澤」の城が、どの城を指すのかははっきりしないことが多く見られます。今回は、東三河で屈指の規模を誇る山城の岩略寺城を取り上げます。

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