前回は、慶長2年(1597)に築城工事を起こした、豊臣秀吉最後の城である「京都新城」の歴史についてまとめました。今回は、公益財団法人京都市埋蔵文化財研究所の発掘調査によって検出された遺構から、何が解るかを考えてみたいと思います。調査成果や図版は、財団が発表した「京都新城発掘調査広報発表資料」(2020年5月12日)によります。
今回の発掘調査箇所は、京都仙洞御所内において消火栓整備工事を実施する前の確認調査になります。
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