前回、丸岡城(福井県坂井市)天守が科学的調査(年輪、放射性炭素年代測定、酸素同位体比の3つの年代調査)を実施したことによって、天守の通し柱や梁(はり)など主要部材が1620年代後半以降に伐採された用材だと判明したことと、犬山城(愛知県犬山市)天守が下階の大入母屋(いりもや)造りと望楼部の年代が異なっていることについてまとめました。今回は、築造年代がよく解っていない松本城(長野県松本市)天守について考えてみたいと思います。
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