理文先生のお城NEWS解説 第10回 山形城の金箔瓦

延久2年(正平12年、1357)、羽州探題(うしゅうたんだい)として山形に入った斯波兼頼(しばかねより)が、初めてこの地に城を築いたといわれます。出羽斯波氏は、後に最上氏を名乗り、最上氏宗本家の居城になりました。最上義光(もがみよしみつ)は、小田原合戦(1590年)に参陣し本領24万石を安堵され、その後、城の近世化を進めます。慶長年間(1596~1615)に三の丸を構築、城下町を整備しています。慶長5年(1600)「北の関ヶ原」と呼ばれる奥羽出羽合に勝利し、出羽を増封され57万石を得ることになります。

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