江戸城のすべて(萩原さちこ) 江戸城の天守(1) 〜家康・秀忠・家光の建造〜

江戸城の天守は、徳川将軍家の権力と財力の象徴。シンボルタワーとしての存在感が重視されたといえるでしょう。

天守は、3回建てられました。最初に築かれたのが、初代将軍・家康が慶長12年(1607)に上げた初代天守(通称:慶長天守)です。それまで最大だった豊臣大坂城の天守を凌駕する、政権交代を知らしめるような天守だったといわれます。その天守を、2代・秀忠が建て替えました。元和9年(1623)に建てられた2代目天守(通称:元和天守)です。

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