江戸城のすべて(萩原さちこ) 江戸の大名屋敷と五街道

関ヶ原合戦の後、徳川家康は江戸を全国支配の拠点にすべく、江戸と各地を結ぶ道路網を整備しました。3代・家光の時代に参勤交代が行われるようになると、街道や宿場も整えられました。4代・家綱が、日本橋を起点として放射線状につくった幹線道路が、五街道(東海道・中山道・日光街道・奥州街道・甲州街道)です。街道は軍事目的だけでなく、幕府の役人や大名が往来する重要な道となりました。物流にも欠かせず、また庶民が移動する生活道路でもありました。

こちらの記事は会員限定です。

城びと会員登録(無料)をすると
続きをお読みいただけます。