家康を支えた徳川家臣団の城 家康を支えた徳川家臣団の城 第5回 横須賀城

高天神城攻めの付城馬伏塚城を築く
横須賀城主となる大須賀康高は、家康の家臣としては、経歴が少し異色である。家康による能力本位の人材抜擢人事を実証する一人といってよいのかもしれない。

康高は、はじめから家康の家臣だったわけではなく、三河国碧海郡上野城(愛知県豊田市)の酒井忠尚(ただよし)の家臣だった。酒井忠尚が永禄6年(1563)から翌年にかけての三河一向一揆のとき、一揆方となったため三河を追放されたあと、家康に仕えるようになり、次第に戦功をあげ、頭角を現しはじめたのである。

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