大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人もお城がっこう|城歩き編 第14回 最強の虎口「桝形虎口」

前回、様々な虎口についてまとめてみました。単純に真っすぐ入るより、折れ曲げて側面から攻撃出来るようにするなど、敵方が中へ入りにくい構造としていったことが解りましたか。虎口は、城を守る側が、より守りやすいような工夫を凝らしていたのです。今回は、そうした虎口の中で最強の虎口と言われる「桝形虎口(ますがたこぐち)」とは、いったいどんな構造をしていたのかを考えて見ましょう。

戦国時代の末期になって、初めて造られた形の虎口です。虎口の前面に方形(四角形)の空いた場所を設けることで、直角に曲がらないと門へ入れないため、より横側からの効き目のある攻撃が出来るようになったのです。

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