大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」|歴史編 第46回 織田信長の居城(安土築城)

天正4年(1567)、今まで誰も見たこともない物すごい城の工事が琵琶湖のほとりの安土の地(滋賀県近江八幡市)で開始されました。天下統一の拠点とするため織田信長が、当時の最高の技術力や優れた物をえり抜いて集めて城を築き始めたのです。

安土城は、今までの戦国大名の城とはっきり違いが解る城でした。戦争のための基地や活動拠点として利用する施設であった城が、そこに住んで生活する場となり、政治を行うための場へと変化したのです。さらに、統一のシンボルとして見せることを意識した城ともなりました。その代表が、最高所に築かれた「天主」という名のシンボルタワーです。

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