「宮都」とは、宮室・都城のことで、宮室は天皇の住い、都城はそれを中心としたある程度の広がりを持った空間のことになります。宮都が初めて出来た頃は、政治を行う場所であり、大王(天皇)の力のすばらしさを見せるための場所でもあったのです。天皇のためだけの場所ですので、初めは小規模な宮室でした。やがて、そこに小規模ながら政治のための公的な空間が付くことになります。政治の場所になったことで、官衙(国の事務を行う役所)も周囲に造られるようになります。宮都は、徐々に広くなってきました。
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