大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」|歴史編 第17回 戦乱による山城の発展

14世紀の半ばから末にかけて50余年間続いた全国的な内乱の南北朝の争乱が収まると、地方の有力な守護(一国の政治と軍事権をまとめ率いた武士です)たちや国人領主(直接農民たちを支配していた有力者のことです)、土豪層(その土地に勢力を持つ豪族のことです)は、平地の居館を築き落ち着くことになります。

武田氏の躑躅ヶ崎館(つつじがさきやかた)(山梨県甲府市)、今川氏の駿府館(静岡県静岡市)などがその代表例です。いっぽう、有力な守護層の中には、万が一の事態を考えて詰城を築くようにもなりました。

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