後北条氏の技術力を駆使して築いた土の城
永禄年間(1558~70)後半頃に、後北条氏によって築かれたと考えられています。天下統一をめざす豊臣秀吉との間で対立が深まりつつあった天正15年(1587)より後に、大規模な城の造り直しの工事が実施されました。領内には、城を造るための土木工事の手伝いする人手を派遣する命令も出されています。
初めは、小田原へと続く街道を通過するのを防いだり、難しくしたりする目的がありましたが、豊臣軍を迎え討つために守りを固めるための工事が実施されました。
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