大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」|城歩き編 第11回 曲輪の役割を考えよう

曲輪とは、城の中に造られた一つの区画のことです。郭・廓という漢字で書かれたりもします。近世になると、曲輪とは呼ばずに、本丸・二の丸というように丸が使われるようになりますが、これも意味は同じです。江戸軍学(兵の動かし方・戦いに勝つための具体的な方法など、戦いの方法に関する学問のこと)では、「円い形だから曲輪と呼び、何々丸と名前を付ける」とされ、さらに「曲輪は丸く造るのが良くて、円形は面積が広いわりに外周りが短いので、守るには有利だ」と教えていました。こうした曲輪は、どう呼ばれ、どのような役割をもって配置されていたのかを考えてみましょう。

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