前回は、堀の役割と種類について考えてみました。堀といっても、様々な種類の堀があることがわかりましたか。今回は、堀に水を張った「水堀」と水のない「空堀」の良いところと問題点を考えてみましょう。後半部分では、堀の形の違いによる分類も知っておきましょう。
「堀に二つあり、水堀、乾堀(からぼり)なり」と江戸時代の政治・経済学者である林子平の『海国兵談』(日本を守るために海からの攻撃に対する守りを固めることが必要であることを説いた兵学書)に書かれています。
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