大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」| 歴史編 第21回 土の城の終わりを告げた合戦

豊臣秀吉による小田原城攻めは、代表的な長期戦のひとつでした。敵方の小田原城の周囲に付城(攻撃の拠点として敵城の近くに築いた城です)を築いて取り囲んだだけでなく、相模湾の海上にも船を停泊させ、封鎖したのです。これにより、小田原城の補給路は完全に絶たれ、完全に孤立してしまいました。天正18年(1590)4月3日に始まった包囲戦は、3か月を経た7月5日に北条氏直が開城降伏することで決着を見ました。

これにより、戦国大名後北条氏(小田原北条氏)は滅亡し、秀吉による天下統一が完成しました。この小田原合戦に参戦した武将たちが、土の城の限界を思い知った戦いが、山中城攻防戦でした。

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