大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」| 歴史編 第13回 南北朝時代の山城 2

南北朝時代、地方ではどんな戦いがくり広げられていたのでしょう。その代表的な例として、南朝方の活動の中心の一つであった遠江・駿河(現在の静岡県)の様子を見ておきたいと思います。前回で触れたように、後醍醐天皇は、密教を信仰する寺院の集団と強い関係を持っていました。そのため、各地の山深い地に散らばっていた寺を城のように改修して、山の中での戦いを続けたのです。遠江で有名な南朝方の活動場所は、鴨江寺(かもえじ)、大平城(おいだいらじょう)、三岳城(みたけじょう)、千頭峯城(せんとうがみねじょう)などでした。

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