犬山城の後ろ側には、変化に富んだ流れを持ち、両岸から近づいてくるような谷間に挟まれた地形も多い木曽川が流れています。そのため、唐の時代の詩人・李白の「早発白帝城(つとにはくていじょうをはっす)」の七言絶句の中に登場する景色になぞらえ、いつしか「白帝城」の別名で呼ばれるようになりました。小さな天守だけに、天守に相応しい気高さや上品さを持たせる工夫があちこちに見られます。城の構造、デザインの特徴などを中心に見ていきたいと思います。
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