大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」| 城歩き編 第38回 天守の歴史1

「天守」と言えば多くの人は、姫路城(兵庫県姫路市)天守のような「高い石垣の上に立つ、多くの破風に飾られた真っ白な巨大な建物」をイメージするのではではないでしょうか。それでは、この天守という建物は、いつ誰によって、なぜこういう姿かたちで全国のあちこちに築かれ、城のシンボルになったのでしょうか。
天守は、その城の中心的な建物で、城の顔そのものです。戦後、多くの城で鉄筋コンクリート(RC)造りの天守が建てられたのも、天守が城のシンボルとして認められていたためです。天守が数多く建てられるようになったのは、織田信長・豊臣秀吉による全国統一の過程の中でした。

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