大人も学べる 理文先生のお城がっこう 大人も「お城がっこう」| 城歩き編 第13回 虎口の役割と種類を考えよう

虎口とは、城の出入口のことです。人が出入りをするために、塁線(土などを積み重ねてつくった連続する構築物のことです)を切って開けることになります。するとそこだけ塁線が途切れ、弱点となってしまいます。当然、城を攻める時に、最初に敵味方が争う場所となりますので、敵の攻撃を防ぎ、城内の兵たちを守るために、最も強い施設にしなければなりませんでした。そのため、より敵方が中へ入りにくい構造とし、城を守る側が、より守りやすいような工夫を凝らしたのです。そうした工夫によって、虎口は、いろいろな形を持つようになりました。

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