倭城を歩こう(中井均・加藤理文) 城跡ガイド編 第3回 ―清水山城―|加藤理文

清水山城は長崎県対馬市巌原町(いずはらまち)に所在する山城で、有明山(標高約558m)から延びた東の支脈先端の標高206mの清水山山頂部を中心に築かれています。天正期の山城の遺構をよくとどめており、昭和59年には国の史跡に指定されました。厳原港から登城口までは1km弱(徒歩15分程度)。整備され、解説板も設置されており見学しやすい城跡です。対馬空港からは、タクシーで20分程です。天正19年(1591)、朝鮮出兵(文禄慶長の役)に際し、豊臣秀吉の御座所として築かれました。

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