明智光秀が近江琵琶湖畔に築いた坂本城(滋賀県大津市)は、短期間で廃城になってしまったことと、廃城後、開発が急速に進んだことから、遺構がほとんど失われ、長いこと「幻の城」などとよばれてきた。ところが、今年に入って、遺構の一部が姿を現しはじめたのである。この「城びと」でも、かみゆ歴史編集部の滝沢弘康氏による「【現地説明会レポート】世紀の発見!「幻」の坂本城石垣を見た!!(滋賀県大津市)」というタイトルですでに報告されているが、改めて、今回の石垣と堀の発見の意義についてみておきたい。
こちらの記事は会員限定です。
城びと会員登録(無料)をすると
続きをお読みいただけます。