お城EXPO 2026 徹底ガイド 【お城EXPO2026 速報】厳選プログラムの講演タイトルと概要をいち早く公開!

2026年12月19日(土)・20日(日)開催の「お城EXPO 2026」に関する速報です。10月17日(土)からローソンチケットにて「ワンデイ入城券」「サタデーナイトコンサートチケット」「入城券」の独占先行販売が決定! 気になる厳選プログラムの講演概要を、城びと編集部がどこよりも早く公開します!

【例年から変わりました】チケット購入方法

厳選プログラムは、ローソンチケットにて独占販売となります。

10月17日(土)AM10時~ ワンデイ入城券・サタデーナイトコンサート券・入城券 先行販売
11月14日(土)AM10時~ 厳選プログラムごとの「厳選プログラム指定券」販売  となります

詳しくは、お城EXPO公式サイトで順次発表されます。
お城EXPO公式サイト https://www.shiroexpo.jp/

今年の厳選プログラムは、A会場・B会場・C会場の3つの会場!

今年は2日間3つの会場で、合計20の厳選プログラムが開催されます。各講演の概要をご紹介します。

12月19日(土)の厳選プログラム一覧


お城EXPO2026

<<12月19日(土)A会場>>
お城EXPO2026
左から、小和田 哲男氏、加藤理文氏、三浦正幸氏、藤田達生氏

【A1】城割の城郭史~元和一国一城令はあったか~(小和田 哲男)
戦国時代、武将たちは守りを固めるため、また、支配を貫徹させるため、領内にいくつもの支城を築かせていた。ところが、ある段階から支城破却、すなわち城割を始める。その城割の歴史を追いかける。城割の到達点といわれるのが、大坂夏の陣後、幕府の命令として出された元和一国一城令である。そもそも、一国一城令とはどのような命令だったのか、実際に出されたものなのかを掘り下げる。

【A2】名城の石垣(加藤理文)
現在各地に現存する石垣の特徴と年代観、併せて見どころを紹介します。石垣のどこを見ると、おおよその築造年代が解るか、また積み直された石垣の見方等解説します。各地に残る「慶長期の石垣」を比較検討し、工人集団によってどの程度石垣に違いがあるのか、算木積みが確実に完成したのはいつなのか、地域差はどの程度あるのか、石材不足はどう補ったのか等、石垣にまつわる様々な問題を解説します。

【A3】安土築城450年 ~山城の素人が成し遂げた城郭の大革命~(三浦正幸)
信長は勝幡城・那古野(名古屋)城・清洲城と平城ばかりを渡り歩き、山城の経験は低い小牧山城と高すぎる岐阜城だけ。山城築城の初心者ながら安土山に壮大な城を築き、近世城郭の制度と構造を決定した。山体の異例の総腰曲輪は家臣集住の屋敷地で、近世大名の支配原理の根本を確立。石垣は野面ではなく最新鋭の打込接、石垣の隅部を確立させ算木積の祖型を開発。史上初の五重天守を建てて、天守穴蔵と土台を開発し天守の構造を決定。豪華で大規模な城内御殿を創始した。

【A4】藤堂高虎の築城と思想(藤田達生)
藤堂高虎は、伊勢津藩32万石の初代藩主である。高虎は、弘治2年(1556)に近江国犬上郡藤堂村(滋賀県甲良町)で誕生した。江戸時代を代表する名築城家として有名な高虎であるが、本格的に築城で名声を得るのは、徳川家康のもとで大坂包囲網に関わる天下普請に中心的に関与してからである。高虎は多くの築城に中心的に関わりながら、合理的な思想を主張するようになる。本講演においては、その意義についてお話しする。

<<12月19日(土)B会場>>
お城EXPO2026
左から、中井均氏、加藤理文氏、いなもとかおり氏、諏訪間順氏、クリス グレン氏、久保井朝美氏、宮武正登氏

【B1】スペシャリストと語る「城の石垣」(中井均/加藤理文/いなもとかおり)
壮大で、味わい深い見た目が魅力の城の石垣。ただ眺めるだけでも楽しいですが、石垣の鑑賞ポイントを知っておくと、城の見方がガラッと変わります。研究者そしてマニアの視点から、今、話題の巨石や鏡石を軸にディープに語り尽くします。石垣の最新研究や、最近発掘された石垣情報も聞けるかも。石垣の概念が変わります!

【B2】小田原城の城郭考古学 ―小田原北条氏の城づくりから近世の城へ―(諏訪間順)
小田原城とその城下では、これまで600か所を超える発掘調査が行われ、地下に眠る城の姿が次第に明らかになってきました。本講演では、発掘された堀や土塁、建物跡、出土遺物などを手がかりに、小田原北条氏がどのように城と城下を築き、総構を備えた巨大城郭へと発展させたのかをたどります。さらに1590年の小田原合戦を経て、戦国の城が近世小田原城へと変貌していく過程を、これまでの発掘調査成果から紹介します。

【B3】クリス グレン×久保井朝美のお城の見方・楽しみ方(クリス グレン/久保井朝美)
同じ城を訪れても、注目するポイントは人それぞれ。お城好きラジオDJ・クリス グレンと、お城好き気象予報士・久保井朝美が、城の歴史や構造、特徴や見どころ、城下町や城周辺のグルメまで、城好きならではの視点と体験談を交えながら、それぞれの「お城の見方・楽しみ方」をご紹介します!

【B4】城石垣の「意匠」と「見栄」の世界(宮武正登)
天守や櫓や門が、城主権力の誇示のために視覚的効果を発揮したのと同様に、石垣の世界でも同じ目的から様々な「意匠」が凝らされた。耐久性を優先した構築技術の進化と並行して、外観面へのこだわりが石垣普請に定着した結果、巨石の使用だけではない多彩な「見栄」の石垣が創出されたのである。このプログラムでは、城主の個性を反映した石垣の創意工夫の実態を解説する。これを機会に、城石垣の新たな見方を会得して頂きたい。

<<12月19日(土)C会場>>
お城EXPO2026
左から、萩原さちこ氏、伊東潤氏

【C1】大河ドラマの解像度が上がる!小栗忠順が見た江戸城と台場(萩原さちこ)
2027年大河ドラマ『逆賊の幕臣』の主人公・小栗忠順は、江戸幕府の要職を歴任したエリート官僚でした。4度就任した「勘定奉行」とは? 職場は江戸城本丸御殿のどの部屋? 幕末の江戸城はどんな特徴がある? 絵図を中心に、江戸城の実情と変化、幕府のしくみや幕末の情勢に迫ってみましょう。江戸城多聞櫓に保管されていた『多聞櫓文書』や『勝海舟全集』に記された、忠順のエピソードも紹介。忠順がダメ出しした「砲台」の特徴や見どころもお話しします。

【C2】小田原城大外郭の構造と最適なめぐり方(伊東潤)
近年、新事実が次々と明らかになっている小田原城の惣構(大外郭)についての説明と最適なめぐり方の紹介を、VTRとパワーポイントを駆使して説明する。

12月20日(日)の厳選プログラム一覧

お城EXPO2026

<<12月20日(日)A会場  賤ヶ岳合戦リレーセッション>>
お城EXPO2026
左から、太田浩司氏、平山 優氏、中井 均氏、加藤理文氏

【A5】古文書から見た秀吉の戦略と城(太田浩司)
賤ケ岳合戦は、羽柴秀吉と柴田勝家の両軍が、北国街道の封鎖と突破を狙い、街道両側の山に城砦を築き合う籠城戦であった。その中、秀吉から秀長に送られた2通の指令書には何が書かれているのか?指令の内容から秀吉の戦略と城郭配置の意図を深掘りする。さらに、秀吉大返しや大岩山城陥落、七本槍の働きにも触れ、羽柴秀長の役割も含めて、文献と城郭構造から、何が合戦の勝敗を分けたのかを考える。

【A6】賤ヶ岳合戦への道―織田体制の分裂と再編-(平山 優)
天正11年、織田体制は、信雄・秀吉方と、織田信孝・柴田勝家方に分裂した。この内戦が、賤ヶ岳合戦である。ただ、賤ヶ岳合戦は両派の雌雄を決する合戦であり、それに至る局面や各地での戦闘が行われていたことも忘れてはならない。両派の分裂の背景と、合戦の経過をたどり、一大決戦となった賤ヶ岳合戦とは何であったかを検証する。

【A7】陣城からみた賤ヶ岳合戦(中井 均)
賤ヶ岳合戦は両軍が約2ヶ月にわたり余呉湖周辺に布陣した対峙戦でした。さらにこの対峙ではいずれもが陣城と呼ばれる臨時的な城塞を築いた築城戦でもありました。陣城は合戦後に廃城となりましたが、その普請は現在も山中に見事に残されています。両軍の陣城の分布や縄張りを分析することにより、賤ヶ岳合戦を再検討したいと思います。

【A8】賤ケ岳合戦と城(太田浩司/平山 優/中井 均/加藤理文)
賤ヶ岳合戦は、織田体制内部の争いで、両軍は、いずれも陣城を築き互いに牽制しながら、戦いを優位に進めようとしていました。そのため、約2ヶ月にも渡る長期戦となったのです。何が、両軍の勝敗を決する決め手になったのか、陣城はどんな役割を果たしていたのか等、文献や残された城跡から、秀吉と勝家の戦略、城郭構造についてなど、三人の研究者が語りつくします。賤ヶ岳合戦が与えた、後の城攻めへの影響、秀吉政権樹立に向けた動きなど深堀していきます。乞うご期待!

<<12月20日(日)B会場 >>
お城EXPO2026
左から、小和田哲男氏、小和田泰経氏、春風亭昇太氏、加藤理文氏、乗岡 実氏

【B5】2026年城の10大ニュース(小和田哲男/小和田泰経)
今年1年間、お城にまつわるニュースがたくさんありました。とかくニュースというと、暗い事件や事故などが取りざたされる世相ではありますが、歴史学・考古学による新たな発見、建物・堀・土塁・石垣の復元、特徴のあるイベントなど、お城にまつわるニュースには明るいものが多い印象です。すべてのニュースをご紹介することはできませんので、ここでは独断と偏見で年間のベスト10を選び、その意義や展望について語り合います。

【B6】春風亭昇太と加藤理文が勧める、この城のここを見よう!(春風亭昇太/加藤理文)
二人が見てきた様々な城の中から、どうしてもこの城は外せないという特徴的な城を紹介します。たくさんの人が、良く行く有名な城にも関わらず皆さんがきっと見落とすであろう「見落としポイント」や、有名ではないがどうしても見ておいて欲しい城を紹介します。山城から、近世の陣屋まで、全国に5万も存在されると言う城跡です。さて、どんな城が二人のお眼鏡にかかったのでしょうかこうご期待ください。

【B7】西国の豊臣大名! 宇喜多秀家と毛利輝元の居城 -岡山城と広島城はどこが同じで何が違う-(乗岡 実)
秀吉政権下で築城された両城は、大名居城としては全国屈指の規模を誇り、高層の天守を建てたり、金箔瓦を葺くなど壮麗さを誇ったが、つぶさに見ていくと相違点も多く、縄張りの上でも160㎞の距離を隔てながら東西に向き合っている。この講演では、発掘調査の成果を踏まえながら両城を比較し、ともに「五大老」と称される両名の政権内部での立場の違いを考える。

<<12月20日(日)C会場 >>
お城EXPO2026
左から、柴 裕之氏、黒田基樹氏

【C3】本能寺の変後の政局と豊臣政権の成立―秀吉・秀長兄弟の天下人への歩み―(柴 裕之)
天正10年(1582)6月、織田信長が討たれた本能寺の変が起きました。それに伴いどのような政局が生じ、羽柴秀吉はどのような歩みを経て織田家に代わる天下人へと飛躍していったのでしょうか。また、そのなかで秀長は弟として兄の秀吉を支え、どのような活躍をしたのでしょうか。「豊臣兄弟」による本能寺の変後の政局と、それを経てなった豊臣政権の成立への過程をみていきます。

【C4】秀長の妻・慈雲院殿の生涯(黒田基樹)
NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で、主人公・羽柴秀長の妻として登場してきた、お慶さんの実像を紹介します。お慶さんのモデルになったのは、慈雲院殿という人物です。史料が少なく、これまでその実像はほとんど紹介されていませんでした。ここでは、大河ドラマ放送を機にすすんだ慈雲院殿についての研究成果を、紹介します。そして大和羽柴家において、慈雲院殿はどのような役割を担っていたのか、戦国女性の役割の観点からも注目します。

【C5】黒田基樹・柴裕之「「豊臣兄弟」を語る」(黒田基樹/柴 裕之)
2026年の大河ドラマとして、羽柴秀長を主人公とした「豊臣兄弟!」が放映されました。 このドラマの時代考証を務めるにあたって、ドラマの制作に向け、どのような作業をおこなってきたのか。また、その作業を通じて、秀吉・秀長の「豊臣兄弟」についてどのようなことがわかり、どのようなことがドラマに取り入れられたのか。ドラマ制作に関わった時代考証という立場から、「豊臣兄弟」について語ります。

以上、全20プログラムをご紹介しました。
どのプログラムも魅力的だからどれもこれも聴きたい…! お城EXPOをどう過ごすのか、スケジュールをたてるのも楽しみの一つ……!?

お城EXPO2026

執筆/城びと編集部